色彩コラム｜カラーコンサルティング,ブランディング,マーケティングなどカラー戦略を行う東京カラーズの色彩コラム 星野リゾートのオリジナル風呂敷日本文化と色のおもてなし

星野リゾートといえば、哲学ともいえるほどの明確なコンセプトのもと、リゾート施設やホテル・旅館を経営する会社。

その中でも界（KAI）は「和心地（わごこち）な温泉旅館」というコンセプトで、ご当地の魅力を再発見できる「お楽しみ体験」を盛り込み、全国13ヵ所で展開されています（2015年11月現在）。

客室に用意されているアメニティーは風呂敷に包まれた状態で用意され、使い方が図解されたリーフレットも添えられています。

（以下、「界」公式HPより部分抜粋）
「風呂敷とはその名の通り、お風呂で敷物がわりに使われたもの。他、贈り物を包む、荷物をまとめるなど様々な用途があるのが風呂敷。まさに日本の用の美です。柄は、お客様と界との縁がつながるように「縁（えにし）だれ」をモダンにアレンジ。裏が見えた時も美しい配色になるように染めています。（以下省略）」

現在のところは、8パターンの配色で展開されているようですが、デザインが同じであるにも関わらず、配色によって大きくイメージが異なり、1枚もらえば、思わず別の色も集めたくなってしまう心理が働きます。

残念ながら、それぞれの「配色コンセプト」については情報がありませんでしたが、そこは星野リゾートのこと、何らかの意味を持たせているのかもしれませんね。

（東京カラーズ　桜井輝子）

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